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ねぎ子のブログ

congzi's blog

世界遺産リストagain 福建土楼

6月端午節のお休みは、1年ちょっとぶりに、福建省へ。

1日目は厦門市内、コロンス島をめぐり、2日目は再び土楼へ!今回は、車をチャーターして前回とは違う土楼を見に行きましたので、めぐった場所をレポートします~。

 

塔下村

川の両側に古い民家(土楼)の残る小さな村です。

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のどかですなぁ。山の中の川、というのはリラックスの最強の組み合わせと思います。

洗濯するおばちゃんの後ろ側では、ニワトリを洗う女性が。。。ははは。。。

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川の上の橋で記念撮影です。両側にあるのは全て土楼なんだけど、横から見ると丸さが分からないので、ふつうの建物のように見えますね。

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橋を渡って少し山の方に登ると、にょきにょきと塔の立つ広場に出ました。

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ここは、張さんという地元有力者の祖先を祭った場所のようです。24本の石の塔が建てられていて、中国で見られる一族の祠の中でも最も古いものだそう。

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このおばあちゃん、お金のような紙を燃やしていました。こうしてここに普通に暮らして、文化や儀式を守っているおばあちゃんの後ろ姿に、世界中、色んなところで色んな生活があるなぁ、と少ししみじみしたぞ。

 

●裕昌楼

さて、塔下村からさらに山奥に入ると、現存する最古の土楼、裕昌楼へたどり着きました!ここは、5つの姓の人々が共同で1308年に建てたというもの。ひぇ~、700年以上もの月日が経っています!

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外から見ても、壁にひびが入りまくり!そして大きい!ここは5階建ての土楼で、全部で54もの部屋があるそうです。

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中に入ると、お店のパラソルがたくさんたってるのが少し残念。この写真見て、分かるかな?柱がぐにゃぐにゃ傾いています。これもこの土楼の最大の特徴!最大では15度も傾いているところがあるそう。

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土楼は丸いのがいいですね。円。和。民族がぎゅっと集まって協力して生活している感じです。ここは規模も大きいし、見ごたえのある土楼でした!

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●田螺坑土楼群=四菜一湯

さて、ついに一番楽しみにしていた場所へ到着しました。5つの土楼が、4つのご飯と1つのスープかのように並んでいるので、別名『四菜一湯』と呼ばれています。

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山の中に広がるこの5つの土楼!かわいらしいね!

この展望台から、長い階段を歩いて下り、5つの土楼すべて観光します。下りながら、またこの階段登ってこないといけないんだなぁ…と思うと少し憂鬱。汗だくです。

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5つ全部の土楼を見ました。すべて3階建て、5つの土楼全部で39の部屋だそうです。さっきみた裕昌楼がいかに大きかったかが分かりますね。中には民宿メインになっている土楼、お土産屋さんメインの土楼、レストランメインの土楼などがありました。

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だんだん同じに見えてくる感は否めないものの(笑)、楽しく見て回りました。

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階段を上がる途中でアイスクリームを買って暑さをしのぎながら、土楼めぐりは続きます。

 

●雲水揺

さて、上記が土楼A線と呼ばれる観光コースでしたが、ここからさらにB線という観光コースへ入ります。まずは、映画のロケ地で有名になった、雲水揺という村へ到着。映画のタイトルが雲水揺だったのでいつのまにかこの村も改名?したようです。

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この日の夜、ホテルでこの映画を見ました!チェンクンとビビアンスーが出ているの、ビビアンがすごくかわいかった。この村は台湾の田舎として撮影されていましたね。台湾と大陸の近代史を扱っていて、その歴史に引き裂かれる男女、みたいなお話。途中寝たけど、けっこう面白かったです。

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水車が特徴的ですね~。ここに若かりし日のチェンクンとビビアンスーが座っているシーンがありました。それにしてもいいお天気!!

 

●懐遠楼

もう土楼もたくさん見たしね~とあまり期待せずに訪れたこの土楼。でもとってもよかった!というのも一人5元払うことで土楼の上の階に自由に入れるからです!

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二重構造の土楼ですぅ。去年見たのとちょっと似てるけど、土楼に登ったのは初めて!

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しかし階段はかなり心もとないですね。木の板は今にも抜けそうな部分もありました。4階まで登れました~◎

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洗濯物が干してあったり、食べ物が干してあったり、土楼の生活ぶりがよくわかって非常に楽しかったです。

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そのうち上の階に登るのも、値上がりするんだろうなぁ。1階あがるごとに5元、とかね。日本人の感覚だと、5元(85円)払って登れるならせっかくだし行かなきゃ!と思うものだと思うけど、中国人は有料と知ると、興味がなくなるみたい。というわけで、土楼の上の階はすいていました。

 

●和貴楼

さて、B線コースの最後を飾るのは、四角い土楼、和貴楼です。こちらは山というよりか、沼地の中に突如現れます。

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個人的には丸い土楼が好きだけど、四角も中が整然としてて暮らしやすそうではあります。ここも5元で上の階に登れました!

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土楼尽くしの1日、暑くて少しばてたけど、いいお天気でとても楽しかったです。

またここに来る日はあるのかなぁ。もし来られるならば、その時こそ宿泊してみたいな。山の中で今も土楼に生きる人々の生活を垣間見ることができて、満足の旅行でした。

世界遺産リスト㉗ 紅河哈尼棚田群 

2012年2月、NHKスペシャルで「天空の棚田に生きる」と題して雲南省のハニ族棚田が紹介されました。そして翌年2013年、この棚田群は世界遺産に登録されました。

さらに翌年の2014年2月、中国で棚田見物をしようと思い立ったねぎ子はネットサーフィンし、世界遺産として有名になり始めたこのハニ族棚田にたどり着いたのでした。

実は上記NHKの番組は、棚田に行こうと決めた後で兄が教えてくれたもの。中国ではYoutubeが見られないのでまだ番組を見ることはできていないが、予告文等読む限り、一見の価値があると思う。

 

前置きが長くなったが、そう、今回の労働節3連休の目的地は、雲南省は元陽県、紅河県に広がるハニ族の棚田です。自然遺産かと思いきや、文化遺産として指定されています。ここは、中国の少数民族であるハニ族が長い年月をかけて築き上げた、世界最大の棚田のひとつなのです。実際に棚田を見て、ここがハニ族の技術、伝統と大自然により見事に生み出された、文化的遺産というにふさわしい場所であることを実感しました。

 

棚田への起点は雲南省昆明です。まだ飛行機や列車が整備されていないので、移動手段は車のみ。渋滞にも巻き込まれ、12時半に出発したはずが、目的地の棚田付近のホテルに着いたのはもう夜中。丸一日移動となりました。つまり今回の旅は2泊3日だったけど、実質観光したのは2日目のみ。標高1800mにて、翌日に期待を膨らませ、天気が晴れることを祈りながら1日目は眠りについたのでした。

 

さて、お待たせしました、ここから2日目の棚田Viewをレポートします!

 

□多依樹でのご来光鑑賞

朝5時半に出発して、ご来光の見られるSPOTへ。まだ薄暗い中、棚田が浮かび上がって見えます。なんという規模!目の前に広がるのは棚田の海!こんな光景初めてです。

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この時期には珍しく雲海も見えて幻想的。だんだん明るくなります。

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段々が、本当に細かく刻まれているのが分かります。これを作り上げたハニ族の祖先は大変苦労もあったことでしょう。

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田んぼに張られた水がきらきらと光って見えてきました。まだこのエリアは田植えが始まっていなかったので、鏡のような棚田を見ることができました。でも、時期的に1番いいのは2月3月だそうです。

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 こんな風に展望台が作られています。次第に人が増えてきて、空も明るくなってきましたよ。

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見えたー!ひょこりとオレンジ色の太陽のお出ましです。

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自然の迫力と、人の生きる術とのコラボに感動しますね。

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でも、ここから雲海がどんどん広がり、棚田は真っ白な煙で覆われ何にも見えなくなってしまいました。天気もあまりよくない中、ご来光はちゃんと見ることができてとてもラッキーでした。

 

□勝村

御来光のあとは、近くのハニ族とイ族の人が暮らす村を歩きました。

みんな朝ご飯と店を開く準備中。こちらでは鶏を絞めていました。

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これはハニ族の女の子3人組。民族衣装がかわいらしいですね。おしりにヒダヒダがついています。

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さらに、マーケットにも出くわしました。ハニ族の皆様、青色のターバンを巻いています。

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緑色のネギ見たいのをみんな売り買いしていました。なんだったんだろう、旬の野菜かしら。他には豚肉も解体して売られていました、自然との共生を感じます。

 

□土貝(べい)達棚田観景点

次の観光スポットへ来ましたが、雲海が濃くなってしまい、残念ながら一瞬この景色が見えたのみ。(さらに残念なことに、レンズによごれが入り、黒い変な点が。。。)

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近くで田植えの場面を見学しました。小さい子もお手伝いです、偉いねぇ。

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怠惰な我は、天気がよくなるまで昼寝しにホテルへ戻ることに。夕暮れ時がまた見ごろだそうなので、それまでしばしお休みです。

 

□箐口棚田

15:30にホテルを再出発して、また棚田地区へやってきました。

f:id:s_iidada:20140502154039j:plainここは小さなスポット。もう田植えしているので、緑色ですね。

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 少し角度を横にすると、一面緑がびっしりに見えてパッチワークみたいです。緑は緑で綺麗。

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□老虎嘴棚田! がおー!

さて、棚田地区の最後のスポットへやってきました。棚田の模様がトラが口をあけているように見えるから、この名前になったそう。

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うーむ、でもどこらへんがトラっぽいのかあまりよく分かりませんね。天気はしばらく降っていた雨がやんだところなので、全体的に灰色。

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少しレンズを近づけてみてみるとよく分かる。かなり細かい棚田ですね。

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ここから階段を下っていくと棚田をもう少し間近に見られる場所があります。帰りに同じ距離だけ登るのが嫌だなぁとか憂鬱に感じながら階段を下ると、下った甲斐が感じられる景色を見られました。

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↑これが今回一番のお気に入り写真。友達と一緒に下った場所から、我はさらに下って、上から写真をとってもらいました。戻るのしんどかったけど、棚田の一部に紛れることができて満足です。

この山の棚田の面積全部からお米がとれるなら、すごい生産量な気がします。しかし人の姿はまるっきり見えないな。人手足りるのかしら。

そんなこんなでまた階段をなんとか登り、上の展望台で日の入りを待ちましたが、残念ながら、天気が悪くて見ることはできず。

 

こうして、棚田をめぐる旅は終了です。来るまでは、ここには棚田以外に何もない、と思ってたけど、そうではなく、ここの棚田にはすべてがある、というのが正しい気がしました。棚田にはここに暮らす人々の歴史、文化、知恵、生活、すべてが凝縮されているのだと。弾丸旅行だけど、きてよかったです。

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再見!

世界遺産リスト㉖ 宏村 ~安徽省旅行~

黄山を下ってやってきたのは、宋代からの古民家が集まる世界遺産の村、宏村

この村は、中国にやってきてから、ガイドブックをチェックしてずっときたいと思っていた村です。今回の旅も、黄山よりもむしろこちらの宏村への期待度が高かったのであります。

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入口にはお決まりの石碑。唐代の詩人李白は、黄山に引き続き、この村についてもその風景の美しさを桃源郷として詠ったとか。今でも桃源郷として名高いそうです。

 

さて、入口から一歩足を踏み入れると、そこには期待していた通りの、少しばかりものわびしい古い村の街並みが…と言いたいところだが、実際のところは祭日だったこともあり、人人人。ヒトでうめつくされておる!!ちょっと風情が失われて残念だったけど、一番有名な風景を写真におさめました。

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これは村の中心である月沼という湖。ここ宏村は、別名「牛形古村」とも呼ばれている通り、牛の形をしているそうです。その牛の胃にあたるのが、月沼。そしてこの胃から始まり街中にはりめぐらされた水路は牛の腸だとか。

あと、中国映画、グリーンデスティニーの撮影もここで行われたそうです!昔日本で見た気がするけど忘れてしまったので、もう一度みてみようっと。

 

上の写真に写っている石の橋を渡ると、民家が密集するエリアを散策できます。お土産屋さんが多くて、これも期待していたのと違いましたが。

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ここは学校と言ってたかな。天井がこんな風に吹き抜けになっているのは、ここから雨が入り込んで地面に溜まると風水的にお金が貯まる、とかいうような意味があって縁起がいいからだそうです。それにしても、天気の悪い日はちょっと勉強しにくい環境ですよね。風水を重んじる中国人ならではの建築様式。

さらに、村の中のほそーい路を進んでいきます。壁はこんな感じ。

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器用に石を積み上げています、斜め積がおしゃれ。下に細い水路があるのも見えますね。

ところどころで、豚や鳥を干した燻製も売っています。宏村には今も300戸、1200人もの住民も普通に暮らしているから、彼らがこうゆう肉を買うのかな。

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迷路のような道を奥の方に進んでいくとまた少し開けた場所へと出ることができました。

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ここで、木彫りのキーホルダーを打っているおじさんを発見。牛の形がかわいいので、いくら?と聞いたら格安の3元。しかも名前を無料でその場で彫ってくれると。結局名前じゃなくて「宏村」、と掘ってもらい、いい買い物して満足。

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人が多くて、期待していたような昔ながらの村の光景は見られなかったけど、ここまでついにやってきたこと、そして水路のはりめぐらされたごちゃごちゃした村の中を散策したのはとても面白かったです。

 

さて、宏村からまた車にのって、屯渓という街へ戻りました。ここは、明清代に茶務都会と呼ばれ、お茶の取引が盛んだった街。今でも安徽省はお茶の産地で有名ですね。世界三大紅茶のひとつ、キーマン紅茶もここ屯渓の近くの祁门(中国語:チーメン、日本語読み:キーマン)という街でとれるんですよ。

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ランチのあとに、屯渓の中心である、老街を散策。ここは、東西1.3キロほど、明代からの古い町並みが続き、お茶屋さんや骨董品屋さん、あとは墨、硯、筆など文房具のお店がたくさん並んでいます。墨もこのへんの特産物だそうです。水墨画を始めた身としては是非じっくり鑑賞したかったものの、自由時間はお茶を値切る交渉に費やしてしまいました。

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まぁでもお茶も無事買えたし、簡単に墨や硯のウィンドーショッピングもできたので大満足。

そしてここからバスで杭州に戻るも、また渋滞でなんと新幹線の時間に間に合わず、杭州から上海までもさらにバスで延々と戻る羽目になり、上海についたのは夜11時過ぎ。2日間で20時間くらいバスに乗ってた気がします。でも、終わってみればこんなトラブルもいい思い出ですね。

 

宏村の観光地化は少し残念にも感じましたが、どこも有名になると観光商売で稼ごうという流れになるのは仕方ないのかもしれません。でもそんな観光地化の中にも昔ながらの景色や人の暮らしぶりが垣間見えると嬉しいし、大きな発見をした気持ちになれるものです。これからもこうゆう古い文化の息づく場所を訪問して、独特のエネルギー、人民のパワーのようなものを感じたい!

世界遺産リスト㉕ 山水画の原風景 黄山 ~安徽省旅行~

清明節を利用して、久しぶりに世界遺産を訪れました。中国を代表する山、黄山です。

1990年に世界複合遺産に登録されました!黄山といったら有名なのがこのフレーズ。

「五岳归来不看山,黄山归来不看岳。」

「中国五大山に行ったら、もう山を見る必要はない。黄山に行ったら、もう五大山も見る必要はない。」

つまり裏を返せば、黄山を見なければ、それは山を見たことにはならないということである。

この天下第一の黄山にのぼり、山頂で泊まってご来光を拝むというのが今回の旅の目的その①。

 

旅は思いがけないところから始まる。今回はツアーに参加し、上海→杭州まで新幹線、そこからバスで黄山まで向かうという旅程。しかしまず朝、我の分もチケットをもった友人がまさかの駅に現れないという事態に、ねぎ子はパニックに。しかし負けてはいられない、時間は刻一刻と過ぎてしまう。涙を流しながら、この1年半で中国で培ったゴネ力(ネゴ力ではない気がする)により、チケットなしで新幹線に何とか乗り込んだ(ちなみに既にお金は払ってちゃんと席確保していたから、キセルではない)。もうここで、旅のエネルギーの8割使った気がするぜ!

そして一人でツアーに参加し、バスで一路黄山へ。しかし、謎の交通事故多発により、なんと6時間もかかってしまい、山の観光バスの営業時間ギリギリの17:30に山麓へ滑り込むことに。なお、一応補足しておくと、ここで例の友人も飛行機にて合流。

観光バスをおり、これまたロープウェイ運行ギリギリの時間に滑り込み成功。

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このロープウェイで、雲谷寺という場所から、一気に山頂近くの白鵝嶺まで上がれます。普段は3時間くらい並ぶといわれるロープウェイも、さすがに営業終了間際にのる客は少なく、全く並ばず乗れました!

薄暗くなりつつありますが、ロープウェイからは奇怪な岩を見ることができて楽しめます。

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今にも落ちそうなところで、絶妙なバランスを保つ岩山。まるで鏡餅の上のみかんみたいでした。黄山には72もの峰があり、それぞれに名前が付いています。最高峰は1864mと、今まで行った雲南省等の高地に比べると大したことない標高ですが、雄大な山の中に身を置くと、実際の高度よりももっと高く、世俗を離れた場所へ来られたような気持になります。ゆえに、この山は仙人の住む山と言われるのかも。

 

さて、暗くなる前に、急いで山の上を観光します。こちらは遠くに見える、観音峰。にょろにょろのように伸びた岩が見えますね。まるで観音様のようなので、この名前です。

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この距離で見ているととても細くて、今にもぽきっといってしまいそう。その分ありがたみのある峰です。

 

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ここまでくる道のり、エネルギーも時間も使った分、たどりつけて本当に嬉しかった!しかし暗くなる前に山中のホテルにもたどり着かねばならないので、この余韻にひたるまもなく、急いで移動を続けます。

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黄山は階段だらけ。よく整備されているのだが、この階段の多さには太ももも悲鳴をあげかけます。乳酸菌がたまっていくのを実感できる。

 

そして黄山の代表的なSPOTである始信峰へ。標高1668m、ここは、詩仙李白が認めた黄山の景色でもあります。李白はここを訪れ、その絶景に初めてここが天下の名景であると確信した、というようないわれがあり、この名前がつけられたそうです。

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天気は少し曇っていて時間も遅くなってしまったので、日の入りは見られないね、とガイドさんは言ってたたけど、ここ始信峰からは、うっすらとオレンジがかる空の色もとらえることができました。美しかったです。ここでひとつ詩でも読めたらかっこいいのだがねぇ。でも、李白と同じ景色見られたと思うと嬉しいです。

 

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そして、ひとつの幹が途中から2つに分かれている、という珍しい松を見たころには、すでに月が出始めた。もうひと踏ん張りです。

19時頃、ようやくホテル到着。

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ここはご来光を見られる展望台にほど近い、4つ星ホテルです。と言ってもご多分にもれずシャワーからは茶色い水が出てきましたが、数分後には透明のお湯も出たし、暖房もあったし、TVもフロントに電話して電池変えてもらったらついたので、まぁよしです。

ちなみに、ホテルに泊まるコストをセーブしようという若者たちは、ホテル前の空き地でテントを借りてキャンプ。かなり寒いと思うけど、チャレンジャーですね。そしてこの空きスペースを無駄にせずテントレンタル業で稼ぐホテル、がめついです。

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こうして、1日目の長い旅が終了。天気予報では、翌朝70%の確率でご来光を見られるということ。ここまで苦労してやってきたのだから、何としてでもご来光を見るのだ!と意気込んで、就寝しました。

 

2日目朝4時50分起床。晴れ。やったー!

日の出は5時52分ということで、5時半にホテルを出発し、近くの清涼台という展望台へ向かいます。

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ん? なんか既に空が明るい気がする。これってもう日が出ちゃっているんじゃないの?遅かったんじゃないのー?と疑りつつ、急いで向かいます。

それにしても…中国人もご来光見るのが好きなのね!すごい人人人。全然前が見えない!!

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こんな感じです。でも、あきらめません。身を乗り出し、「ね、ちょっとだけ替わって」とか言いつつ、日の出を待ち伏せします。

さて。。。

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む?あそこの山の上にひょっこり出てきたのは。。。

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キターーーー!!ついに、日の出とご対面です。ありがたや、ありがたや。

この丸い太陽がのぞいた途端、空の色が変化します。初めてご来光を見ました。しかも、中国一番のご来光(と思う)です。

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太陽が70%くらい出たところで、中国人たちがホテルに戻り始めたので、真ん丸の太陽をじっくり見ることができました。色々あったけど、ここまで来られてよかったな、としみじみと思いました。

 

30分もしないうちに、この何とも言えない美しいグラデーションの空色は消え、すっかり朝になりました。朝食まで、ホテルの周りを散策。

ホテル前の広場から見えたのがこちら、夢筆生花という一本松。岩の上にちょこんと松がのっているように見えます。

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へぇ、面白い光景だなぁと感動しながらあとでガイドブックを見てみたら、なんとこの松はプラスチックらしい!ガーン。70年代に松が枯れたので、今はかわりにプラスチック製の松をおいている、と。なんで中国はこうゆうことをしてしまうんだ!と少し悲しくなり、でもまぁこれこそ中国かしら、なんて思ったり。

そうすると、急に前日ロープウェイから見えた鏡餅のみかん石も、ニセモノをボンドでくっつけておいてたりして、とかあらぬ疑いを抱いたりしてしまった。ははは。

知らぬが幸せ、ということもありますね。

 

さて、混むのを避けるため、朝食を食べたら始信峰経由で、すぐにロープウェイへ向かい、山を下ることに。この判断が大正解!

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これが、下った先のロープウェイ乗り場。朝から、すでにこれから登ろうという中国人観光客でごったがえしています。すでに3時間は待つということ。ひぇ~~。

 

でも、ここまでしてでも見たい、歩きたいのが黄山なのでしょう。

今までみた他のどの山より、一番山らしい山でした。冒頭の「黄山归来不看岳」に納得です。でもね、ねぎ子としては、これからも色んな中国の山は見ていくつもりですよ。こんなに見どころたくさんの大陸で、「これだけ見たらもう十分」なんてこと、ないよね。

 

さて、山を下り、世界遺産の村、宏村へと旅は続きます。

ぶらり週末トリップ ~海南島~

さぁて、3月最後の週末は、中国にいる同期たちで海南島集合どす。あまり写真撮らなかったので、簡単にいった記録だけしておきましょう。

ここは中国人には、「中国のハワイ」と呼ばれるリゾート地です。しかし、我の感想としては、まぁグアムかな。緯度でいうと、台湾より南です。大陸から突き出した場所にあり、隣はベトナム。東南アジアエリアですねー。ヒトの顔も東南アジア人みたいですし。

上海から飛行機3時間ほどで到着。空港から車で30分くらいで、ホテルに到着です。

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リゾート地なので、観光というよりは、ホテルでダラダラしたり、海で遊んだり、というのがメインです。気温は既に30度超え、ちょうどシーズンインしはじめたようで、それなりに中国人たちがいます。あとは、海外だとロシア人が多いようです。

昼過ぎに全員集合し、午後から海で遊びます。

 

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海の色は、いたって普通。お天気が少し曇ってたせいもあるかもしれないけど、そこまでの感動はありませんでしたね。沖縄とかのほうが、よっぽど綺麗だと思います。

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ビーチバレーしてる人がいたり、写真撮影をしている女子がいたり、すっぽんぽんで遊んでる子供がいたり、みな自由に過ごしている。中国人のビーチ。うーん、やはりハワイとは言えないね。

我々はまず、バナナボートで遊びました。しつこく、海での浮かび方のレクチャーするので、なんでだ、と思ったが、答えはすぐわかることに。このバナナボート、ボートをひっぱるモーターボートの運転が荒い荒い。カーブとかで上にのってる人たちを振り落すのが楽しみ、という激しいものでした。

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これは、ボートに乗らなかった友人が撮ってくれた貴重な1枚。ちゃんと全員のっかってますね。まぁ最初おっこちたときは驚いたが、意外とやみつきになるもので、笑いの絶えない数分間でした。中国人運ちゃんが、時間延長するとお金とる、とここはばっちりガメツイので、すぐに終了。でも一生懸命つかまってたので、全身筋肉痛になりました。

そんなこんなで夕方まで遊び、夜はみんなで外でBBQの食べ放題。ちゃんとリゾートらしく過ごしました。

 

2日目は同じバナナボートに乗るのも少ししんどいので、近くの民俗村(何族なんだかよく分からず)を訪れてみた。この手の民俗村のショーは少し見飽きているので、この民俗村ではとりあえずターザンだけやって出ることに。午後のフライトだしね。

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入口入ったところ。新しい民俗村のようで、綺麗に作られています。中の階段や丘をのぼっていくと、ターザンやってる場所にたどりつけました。

で、下がターザンやってる1枚。

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中国のこの手の器具には少し不安あったものの、なんとか落ちずに渡れました。意外と面白かったな。あとは蛇とかワニとかかざられてるエリア歩いたりしました。

でも総論すると、ここは別に行かなくてもいい場所だな、という感じ(笑)。海南島にいったら、海で遊んでダラダラするのが正解でしょう。

 

海の近くの地元レストランで少し遅めのランチをして、夕方上海に向けて帰りました。なかなか楽しかったけど、1週間の夏休みがとれたら、我だったら沖縄かハワイにいくかなぁ、なんて。でも、こんなあったかい気候の場所も中国だなんて、改めて中国の広さを実感できました。

ぶらり週末 ~常州恐竜パーク~

3月週末の記録その2は、常州の中華恐竜園

ここは、以前上海からの日帰り旅行とかのチラシで見て、いつか行ってみようと思っていた、恐竜をテーマにした遊園地です。

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新幹線で1時間くらいで到着ー近い!ここからさらにタクシーで20分くらいで恐竜パークに着きました。

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意外なことに…すごく混んでます。地方のさびれたテーマパークってわけじゃないようです。ここのテーマパークは遊園地ゾーン&博物館&プールゾーンで構成されてます。この時期はまだプールゾーンはあいてません。日本でいう、としま園みたいなものですな。

中に入ると早速工事中。お菓子の家エリアみたいなのを増築しているようですが、これのどこが恐竜と関係あるのだろうか…と怪しみながら歩いていくと、恐竜らしいエリアに出ました!

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じゃーん。水の上にブラキオサウルスみたいなのが飾られています!奥に見える恐竜の首のモチーフの建物は、博物館で、中には恐竜のことが色々解説されています。詳細割愛するが、けっこう充実してました。

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こちらは午前中にやっていた、パレードの様子。子供も一緒に踊ったりしてたけど、見学している人は少ない。。。少しかわいそうになりました。奥に見えるのがここの目玉のジェットコースターのようです。フジヤマみたいな感じかな?(これには乗りませんでした)

で、乗り物はというと全体的にディズニー以上に混んでおり、どれも何時間も待つということで、選んで4つほど乗りました。絶対乗るまいと思ってたジェットコースターにもなぜか乗ってしまった。ディズニーでいうと、スペースマウンテンみたいなのと、スプラッシュマウンテンみたいなの。どんな内容かわからないのでドキドキしたけど、いずれもあっというまに終わりました。まぁ、頑張りは認めるけど、内容はそこまでは面白くなかったかなぁ。。。ともかく壊れなくてよかったぜ。今後は乗りません。

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こんなふうに綿飴食べたの久しぶり。嬉しくなって、2個食べました。がはは。

 

ティラノサウルスと桜という面白い取り合わせが見られる場所も。

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すっかり春ですねぇ。というわけで、夕方16時くらいまで遊んで帰りました。乗り物はもう少し工夫が必要だと思うけど、恐竜がもともと好きな我にとっては、博物館で中国語の恐竜の名前も紹介されてたり、それなりに楽しめました。

ぶらり週末 ~上海高層ビル群~

3月の週末も忙しく過ごしている間に、ブログ更新しないままとなってしまったので、急いで振り返ります。

 

上海にきて9か月、家族がきた機会にようやく環球金融中心(通称栓抜きビル)の展望台に上りました。地下からエレベータで100階まで一気に登ります。チケットはおみやげのキーホルダー、写真とセットのものを、こっちのぐるーぽんみたいなので99元で購入。お得な気分。

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地上492m、高い!!珍しく天気快晴にて、ばっちり上海の街並みを一望できました!去年登った東方明珠や、横にある金茂大厦を見下ろすことになります。ここは栓抜きの上の部分。足元がガラスの部分もあって、ちょっとヒヤリとします。お天気のおかげで、ぽかぽかサンテラスみたいでした。97階、94階とおりて、おみやげ品をゲットして、いっきに2階までおりきました。

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こちらは栓抜きビルから続く地上道路からの景色。素晴らしい天気に、TV塔も映えますね。

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絶妙な写真も撮れました。金茂大厦と栓抜きビルと、建設中の新しいビル。経済成長停滞とか言われ始めている中国ですが、こうゆうビルを見ると、中国の経済力のようなものをひしひしと感じますね。

この日は午前中にこの栓抜きビル見学をして、午後は豫園はじめとした観光地をプラプラ。そして夜、またこのビル群をみに外灘へ戻ってきました。

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この鮮やかな色どり、いかにも中国です。THE・CHINA。この景色を見るたびに、自分は異国の地にいるんだんなぁと感じます。天気の良い週末、家族にも喜んでもらえたようでよかったです。