世界遺産リスト③ 天壇
本日は天壇へ。
先週万里の長城の旅行で知合った友達と一緒に向かいます。
天壇は、明の永楽帝に始まり、明・清時代に皇帝が五穀豊穣を祈った祭壇。
南から北へ続く3つの建造物は「南方北円」という、古代中国の宇宙観を反映しています。
ちなみに天壇というのは総称で、①圜丘②皇穹宇③祈年殿という建造物からなります。
ではでは、早速南の①圜丘からスタート。
「南=方」すなわち、四角です。四角い敷地の真ん中に円形大理石があります。
ここで、皇帝自らが冬至に、天帝に祈りを捧げました、一番重要な場所ですね。
しかし何というか…祭壇だけで上に建物がないのはやっぱり変な感じ。
これは南から北に写真をとってます。奥に②皇穹宇の屋根が見えますね。
早速いってみましょう。
こちらは円形。
祭祀のときに皇帝の位牌がおかれたそうな。ここは、一見するとシンプルですが、「音」に着目したとても面白い構造の建築物だったそうな。
なんでも、この建物を囲む壁(写真には写ってないよ)は、180度の対面同士で壁に向かって囁くと、音が壁に沿って反響して対面に届くそうな。でも、ぐるりと役200mもあるし!
囁き声がそんなに遠くに伝わるとは不思議です。今日はもちろんtry不可。
ほらね、こんなに見学者がたくさん。上るのも一苦労でした。
さて、③の祈年殿は、①②の一直線上でちょっと北に離れてたところにあります。
3段組の円形木造建築で他に比べ少し背が高い。そのためか、清代に一度落雷で焼失してしまってます。釘はまったく使われていません。
しかし、陰陽の知識がないためか、数字の意味はあまりよくわからいのが残念でした。
建物の柱の数はこの陰陽の数や皇帝を表す数にとても忠実に作られているのです。
こんな感じで楽しく見学しましたが、まぁ敷地内の広いこと。
紫禁城の4倍だそうで。敷地内で他にみたもの~。
陽気が出ているらしい木。
迷彩柄の木。
斎宮(皇帝の身清め場)
今日はこのあと、前門通りの有名店「都一処」で焼売を食べて、
ぷらぷらと小物の買い物(ネコの漢字パーツでストラップ作成)して、
最後はカンフーミュージカルをみました。
劇場に入ると、主人公の少年が出番待ち中。
カンフーの型をポーズしているパンダのTシャツを買いました。
本日の世界遺産、天壇は、世界遺産の建造物としては、やや地味な印象を受けました。
ただ、宇宙観を表した建物の配置や、音を生かした興味深い造りは、中国の昔の世界観や知恵を反映していて、自分も勉強していったらそれなりに面白いと思います。
我已经去过三个世界遗产,长城,故宫,天坛。下次,想去颐和园!!