湖北・湖南省周遊~凤凰古城~
朝8時、張家界からバスに乗り、鳳凰へ向かいます。
バス乗り場。
このバスの移動、時間にすると4時間くらいだったんだけど、今回の旅行で一番疲れました。上海人のおばちゃんたちがうるさかった。
途中の休憩所。
そしてお昼過ぎに到着したのは、鳳凰古城。中国で最も美しいと言われる、川沿いの小さな街です。春秋戦国時代から清時代にいたるまで、軍事政治の中心として栄えた街並みが、そのまま残っている貴重な場所です。
ここは、日本人拒否の宿や店がありましたが、我らが泊まった場所は、「話さなければ」という条件で泊めてもらえたようです。日本人を泊めていると分かると宿泊所の人も攻撃対象の恐れありなのでしょうね。
さて、お昼は近くのお店でここの名物の鳥料理と米豆腐を頂きました。
街中の9つの見学ポイントに入れるチケットを購入して、気ままにぶらぶらと散歩することに。
小さな街だけど、かなり観光地化が進んでいて、川沿い、道沿いにお店や屋台がところ狭しと並びます。観光地化してても風情は残っています~。
ちょっぴりスリリングな石の橋。うっかり踏み外したら大変なり。
さて、川を渡ったところで、民族衣装を貸してくれるというおばちゃんに捕まり、その粘りに負けて撮影することに。
こんな感じ。
頭が重かった。
それにしても、一人5元=60円くらいだから、安いよね。たくさんの人が着て撮影してました。
ここからは街並みです~。
虹橋。
やる気のない張り紙。
でもやっぱりよいのは川沿いだなぁ。
さて、川沿いをぶらぶら歩いて訪れたのは、作家沈従文のお墓です。
彼は作家であり、中国の古代服飾研究家でもあります。もともとは小説家だったけれど、文革のときに反動作家として批判され、その後は研究家としての道に専念したようです。
こばらが空いたので、乾燥キウイを購入。名物なようで、たくさんのお店で売られています。キウイを乾燥させるって初めて見ました。
夕方になり、次第にライトアップが始まりました。鳳凰古城の一番の見どころは、夜景なのです。一度宿泊場所に戻り、テラスから夕暮れを眺めます。
わあ、綺麗。
さて、夜景を見つつ夜ごはんを食べにまた外に出ます。
好物の奶茶はもちろん黒タピオカ入りですよ。
当初はこの屋台街でご飯を食べようかとも思ったのだけど、あまりに刺激的すぎたため、地元の人に人気があるというお店に向かうことにしました~。
こちらの店。
左が名物の爆炒河蚌。
蚌というのは、この大きい貝です。
おなか一杯になり、また街をブラブラしながら帰ります。
台湾の九分にも少し似てるかも。
途中、屋台で売ってたパッチワークを購入しました。値切って25元?くらいで購入。綺麗なので大変満足です。
青いネオンとかはちょっと好きじゃなかったけど、黄色い感じのライトアップがきれいでした。
おやすみなさい。
さて、翌日の朝ご飯は宿泊場所の正面のお店で味を選んで麺食。
朝は川で洗濯している人がいたり、開店準備中の少数民族のおばちゃんがいたり、また風情があります。
ここでは女性客はみんな花輪を頭に乗せて観光。いいなあと思い、我も購入。その後船に乗りました。
船からおりたあとは、例の9つの観光ポイントを次々と見学。細かい説明は割愛~。
有名な彫刻家?のレリーフ。
こ腹がすいては購入したキウイを食べながら観光していた様子が、いつのまにか撮られていた。
花輪がマッチしてないが。。。
橋の上からの景色もなかなか乙ですな。
楊家祀堂。
途中、素敵な雰囲気のお店を見つけました。かわいいノートをたくさん売っていて、買うと鳳凰のオリジナル印を押してくれるというのです。早速購入しました。
さあ、その後も街をぶらぶらとします。こちらは古城博物館。裕福な人の家だったようです。この建物が一番好きでした!
豪邸ばんざーい。
だいぶウロウロしました。街をすみからすみまで。一部、普通の人々が暮らしているエリアにもうっかり入って、観光客向けとかなり価格帯の違う安い奶茶もゲットしました。
お昼ご飯は、これまた少し小汚い店で川を眺めながら頂きました。
エビ料理美味!
自分のお土産に小さなおもしろ草履を購入して、鳳凰古城の散策終了です。
魔除けの効果あり。
このあと、またバスに乗ること3時間。列車のある怀化という街にいきました。ここが一番危険度の高い道のりでした。国慶節中に事故で高速道路が壊れたから、ということでひどい山道を走ったのです。1時間くらい寝てたが、日が暮れてからは周りの中国人客もハラハラしながら運転を見守っていたようです。
到着後、夜ごはんを食べてまたケンタッキーで時間をつぶして夜10時の寝台列車に乗りました。
今回は窮屈なベッドの3階で寝ながら武漢に戻りました。まあ、ほぼ寝てたので問題なし。
列車が遅れて到着まで12時間以上かかった。武漢では対して見学する時間なく、でももうあまり見るところもないので、お昼を食べて少しお茶をしてから空港に向かいました。そして無事、北京へ帰還。
ああ、それにしても充実の1週間であった。たぶん日本人同士だと選択しないであろう経験がたくさんできて、本当によかったなぁ。自分はずっと日本で暮らしてきて、世界観が狭く、異世界への許容度の低い人間だと思ってきたけど、ここにきて、意外とそうゆう殻が取り払われてきたな、と自ら思えた旅行でした。