天津リベンジ
1月の雪の中での天津訪問から3か月、北京にいる間にもう一度行き残した場所を回ろうと思い、また日帰りで行ってきました!
高速鉄道で30分。相変わらず近いです。今回の目的は、前回の宣言通り「天津動物園」と「天津之眼(観覧車)」。
・天津動物園
なんといっても目玉はパンダ。水上公園の中にあるこの動物園は、少しさびれた昭和の遊園地って感じの遊具もあって、とっても田舎風。
パンダだけかと思いきや、いろんな動物がいてそこそこに面白いです。特に猛獣感はすごい迫力。入口は、トラの口からどうぞ。
中には仕切られた小さな部屋がいくつもあって、ガラス越しに猛獣と対面できます。近い近い。このガラスが破られたらどうしよう。
観光客が獲物に見えるのか、トラがものすごくいきり立っていました。ついには立ち上がる始末。こんな姿始めてみました。おそろし~
そして、目的の場所へ。この後ろ姿は…
パンダ!!!後ろ姿もたまらなくかわゆい。が、なんと一頭しかいなかった、ガーン。
15歩くらい歩いては座って食べて、を繰り返していました。やることない時に、とりあえず冷蔵庫あけてみたり、お菓子食べる自分の姿と重なって笑えた。
でも総合的にみて、北京動物園のほうが各上です。パンダも見るなら北京動物園だね~。
・南開大学
大学のゼミ同期が通ってるので見学してきました。あの周恩来が卒業した、国内でも超有名大学。だからこの大学の目の前の水上公園内には周恩来の記念館(前回ブログ参照)があるのだね。大学にも正門前に周恩来の銅像がありました。なかなか綺麗で雰囲気のよい大学でした。
・天后宮
前回行ったときにはすでに閉まってしまっていた、天后宮。今回はちゃんとあいてる時間に訪問しました!ここは天后娘娘と呼ばれる海の女神をまつった廟です。南方では馬祖って呼ばれるらしく世界中で2500ヶ所も廟があるらしい。そういえばマカオでも見たような…?
敷地の中は普通の落ち着いたお寺という感じ。ここの歴史は1326年創建と長く、「先有天后宮、後有天津城」て言われるように、天津の歴史より長いのだね。
・望海楼教堂
船にのるまで時間があったので、川沿いにたたずむ小さな教会を見てみました。ここはフロンス人の宣教師が、アロー戦争の後にカトリック不況のために建設した教会。でも義和団事件で破壊されたり、歴史の波にもまれてきたようです。
中を見学することはできないので、外で記念撮影のみ。
・海河クルーズ
前回は凍っていた河もすっかり氷がとけて、天津旅行の醍醐味のひとつ、クルージングができるようになっていました。昼間のクルーズはライトアップこそないものの、建物や橋がはっきり見えて、天津の街並みを楽しむことができます。
こんな感じ。橋の向こうに、天津之眼が見えますね。
船の上は風がとっても気持ちよかったです。中国国旗もパタパタとなびく。
川沿いには、色々な景色が見られます。こちらはヨーロッパみたいな雰囲気!
でもちょっと下ると、今度は近代的な天津のビル群を見ることができます。
クルーズ中、川にかかる橋をいくつもくぐるんだけど、解放橋という、天津駅前と解放北路を結ぶ橋はちょっと低いので、船でくぐるときはしゃがむ必要がありました。かつては船の通行するときは中央が開く、ロンドンのタワーブリッジみたいな橋だったそうだけど、今は動かないんだって。
このしゃがむポイントで「しゃがんでください~」という仕事をするためにおじさんが登場。さすが分業の徹底された中国。ここをくぐりぬけたらおじさんは部屋に消えていきました。
景色も美しくて気持ちの良いクルーズでした。天津は中国らしからぬ顔を見せてくれます。
・天津之眼
最後は夜景を見るために観覧車、天津之眼に乗車。行列してたので、同じ車両に8人がぎっしり混載。カップルが多かったけど、男同士とかもいたな。
観覧車がゆっくり上へ上っていくと、川とその両岸のライトアップが楽しめます。とても綺麗でした。
そんなわけで、天津は今回の訪問で思い残すところがなくなりました。大満足。
翌日からまた旅行を控えていたので、観覧車をおりてから早目に北京へ帰りました。
さようなら天津。またいつか来る日まで。