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ねぎ子のブログ

congzi's blog

上海今昔の姿 ~豫園&東方明珠塔~

6月からの本拠地、上海に早く慣れるべく、早速市内歩きを開始。街を知るには自分の足で歩くのが一番なのです。端午節という連休第一日目は、上海の観光で有名な豫園TV塔(東方明珠塔)へ。王道やね。昔から残る庭園と、現代的なタワー、両方みて上海を理解しようというわけ。

 

豫園(よえん)

明の時代に、役人の藩さんが父親のためにつくったという、上海を代表する庭園です。19年もの歳月をかけて完成、完成したときには父親は既に他界してたそう。この豫園っていうのは、「お父さんを喜ばせる」ていう意味からつけられたそうよ。今は創建当時の姿がそのまま残っているわけではなくて、一度荒れかけた状態になったのを、1960年代まで時間をかけて整備されていったそう。

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入口を入るとまずお決まり、江沢民の書いた文字が岩に刻まれています。上海名園、じゃなくて海上名園。地図を片手に敷地の中を歩いて行ったんだけど、一番びっくりしたのは、スケール。既に北京のスケール感に慣れたネギ子は、敷地内のコンパクトさに戸惑う。え~と、次の見どころは…えっ、もう通り過ぎてるじゃん!!という事態が多発しまくりでした。

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こうゆう獅子像も、故宮の獅子とは全然違うよね~。心なしかスタイリッシュに見える。さすが上海。入口から10mも歩かないうちに、すぐこの景色。仰山堂という楼閣です。手前の池には鯉が泳いでて、目の前には人工山。この水と緑の情景、さらにはしっとりした空気がいかにも上海という感じです。

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さらに奥に(少し)進むと、今度は小さ~な四角い空間が池の上にせり出している場所へ到着。こちらは魚楽樹という場所で、ここの景色は「小中見大」、すなわち小さなスペースの中で大きな景色が見える、という場所なのだ。鏡があったので、自分を撮影してみる。

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さらにちょいと奥にいくと、面白いデザインの廊下があります。豫園の中は、こんな風にちょっとうねってたり、いろんなカットの窓や入口があったり、複雑。まっすぐ、四角い、の北京の建築とは大違いですね。

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ちなみにこの廊下、それぞれ男性用と女性用の道で、二十廊下と呼ばれています。

廊下を抜けるとあるのが、万花楼という2階建ての楼閣。期待していったけど、こちらもスケール感はこじんまり。透かし彫りが綺麗、とガイドブックにあったけど、これも小さなものでした。

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我のスケール感は、北京で大きくなりすぎたのかしら。

そして一番面白いな、と思ったのが、この龍の壁、龍壁。園内にはいくつかこうゆう龍が泳いでいるかのような壁があって、楽しめます。自分の家にもちょっと欲しいかも。

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そして、井戸マニアには欠かせないのがこの古井亭。やぐらの真ん中に井戸。ガイドブックにすら出ていないので、何の井戸かはやや謎だが…

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そして途中いろいろな建物をくぐり、また大きな池のみえる景色。この渡し廊下はなかなか素敵だな、と思いました。全てが流線型なのよね~、定規でひいたみたいな真っ直ぐの部分が少ない庭園でした。

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豫園はスケールこそ小さいものの、不思議なデザインの建築物がひしめきあってて、それなりに楽しめました。ちょこちょこと面白いわね、と思う感じで、わ~っと圧倒される要素は少なかったかな。ま、これが上海スタイルなのでしょう。

というわけで豫園をあとにして、小腹がすいたのでランチを求めてウロウロ。豫園の前は、豫園商城といって、お店がたくさん並ぶマーケット。一人でも食べやすい、和豊楼というフードコートへ潜入。

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小龍包とオコワみたいのと、スイカジュースをチョイスしました。中華は何を食べてもまずいっていうことがないね。

 

東方明珠塔

おなかも満たされたところで、明時代の上海を垣間見た後に選んだ行き先は、現代の象徴、不思議な形のTV塔。こちらに住む誰に聞いても、「あ、登ったことない」というこのタワー。でもおのぼりさんとしては、真っ先に攻略したい建物です。天気はちょっとイマイチだけど、それなりに綺麗に景色も見えるはず!というわけで地下鉄でことこと移動。

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色んなチケットがあるんだけど、我は上の球と陳列館のセットのチケットにしました。下の球もいくと高くなります。このタワーの上空はこんな曇りの天気に見えるんだけど、振り返るとこんな景色!

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快晴の中に並ぶビル、ビル、ビル!!なんて近代的。ここは上海の金融の中心街です。実は我の会社もこの中に見えてます。

ちなみに、タワーに話を戻すと、こんな景色も見えました。

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ひょえ~っ。何してるんでしょう!恐ろしいことです。このタワー、高さ468m、アジアでは日本のスカイツリーに次ぐ高さのテレビ塔なのですから。

チケット売り場そんなに混んでなかったから期待していったけど、中ではエレベータに乗るための長蛇の列。30分以上は並んだかな、そしてようやく一気に最上階へ。

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じゃ~ん。上海市を東西に分ける、黄浦江が目の前に広がります。夜はこの川沿いはライトアップされてとても綺麗になります。なかなかよい眺め。

さらに階段で1階下に降りると、こんな恐ろしい空間が用意されています。

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生きた心地のしないこのガラス床。地上にこんな面白い円形の道があることも分かりました。おみやげも買って、上空を満喫したあとで、一気に地上へ戻り、同じチケットで入場できる陳列館へ。

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正直、あまり期待してなかったんだけど、ここはとても面白かった!江戸東京博物館の上海版みたいな感じです。入口からは想像できないけど奥は広くて、過去の上海の街並みとか人々の生活ぶりが再現されているのです。そんなに細かい説明はなかったけど、見て楽しめる空間でした。

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こんな風にアヘンを吸ってる蝋人形もあったよ。

この陳列館をみたあと、無性に上海のちょっと昔のギャングとかが出てるようなドラマを見たくなったよ。で、ゆっくり見学した後は、タワーの目の前にある正大広場っていうものすごく大きいショッピングモールをプラプラしてから帰りました。

 

上海の古い部分と新しい部分を1日で両方見た結果、感想としてはやはり上海は新しい部分の魅力の方が大きいかなってこと。もちろん豫園には豫園のよさがあるけど、近代ビル群の光景を目の当たりにしたときほどの衝撃はなかったので。

 

上海は観光のない街、とか言われているけど、我は充実した1日を過ごせました。これからも色々発掘していきたいと思う。