ぶらり週末 ~静安寺~
上海のショッピングの中心街、静安寺駅のビル群の真ん中に突如現れるのが、駅名にもなっている静安寺。
こんな現代的な街中にあるのだけど、実はもともとは三国時代(247年)に建てられたらしいです。真言宗のお寺。
すぐ隣に日系スーパーがあるから、よく前は通っていたのだが、せっかくだから入ってみることに。拝観料30元。
ででーん。重厚な門。でも入口はこの脇にある小さなドアでした。
あっつい中、日本人や欧米人がたくさん見学に来ていました。中に一歩入ると、けっこう広いです。
敷地の真ん中にあるこの建築物。なんて呼ぶのかしら?ここに向かってコインを投げている人がたくさんいました。真ん中の穴に入れるとご利益があるっぽいのだが、せっかく入っても、勢い余って通過して向こう側にお金が落ちる人続出。ここだけお寺というよりアミューズメント風な盛り上がり。
奥の階段をのぼって本殿へ。穏やかな表情の仏様が迎えてくださいます。親しみやすい感じがしました。
振り返るとこんな景色です。
ここからぐるりと2階の渡り廊下みたいなのを歩いて見物。これといって何があるってわけじゃないんだけど、すぐ後ろにビルが見えて不思議なコントラスト。
一周回ってきましたー。9世紀には空海も遣唐使としてここを訪れたそうです。何世紀もの時を超えて、我もこうして中国にやってきました。昔の遣唐使の何百万倍も甘い環境だけど、こうして同じ場所を訪れると、現代の遣唐使となるべくガンバロウと思えます。
最後にまた、入口付近でお金を投げている人々を発見。あの小さい穴に入るとご利益あるらしいが…ちょっとお金ぽいぽい投げすぎじゃないか!?ここはお寺だぞー。
簡単だけど、今回はここまで。