ぶらり週末~淮海中路~
久しぶりの週末ということで、気の向くままにぷらぷらと市内散策。
こうゆう時間が一番好きだなぁ。
というわけで、今回は孫文が上海で暮らしていた場所へ。今は上海孫中山故居記念館といって、記念館になってます。孫文がここにいたのは1918年から1924年まで。ここで第一次国共合作が練られたというから、近代史にとって意義深い場所でありますな。
このへんは、淮海中路から少し裏に入った通り。おしゃれなカフェもあれば、庶民の干す洗濯物も見える、時代が入り混じったような場所です。通りの両側に見られる緑もとても綺麗。この雰囲気は北京にはなかったねぇ。
さて、こちらが入口。孫文先生とツーショットです。おばちゃんの団体の写真をとってあげたら、お返しに撮ってくれました。中は撮影禁止でした。この孫文先生の銅像の裏側にある建物には、孫文の友達の紹介とか、革命未だ為らず、って書かれた書面とか、色々あったけど、意外にあっさりしたものでした。
隣にたっていたのは、実際に孫文と奥さんの宋麗齢が暮らしていた時の家で、こちらも見学できます。とても洋風のお洒落な家でした。なんだかんだで金持ちだな、と感じた。
これがちょっと面白かったので撮影。チケット売り場は自然へ配慮した形になっていました。この記念館は有料だからか、人もそれほど多くなかったし、喧騒から少し遠ざかった場所で穏やかな気持ちになれました。
このあと、近くのおっしゃれ~なカフェでランチして、ぷらぷらと次のスポットへ。上海は歩いて街中を移動できるのが魅力。孫文の家の近くにあった、周公館という場所へ行ってみました。ここは、周恩来が1946年~1947年に拠点としていた共産党駐在上海代表所。なこんな目と鼻の先に国民党と共産党のゆかりの場所があるのね。
こちらは無料で開放しているからか、人が多かったな。近くで新婚さんがドレス着て撮影とかもやってた。このへん旧フランス租界で、街並みが綺麗だからね。素敵な洋館なのだけど中は事務所とか宿舎とかになってて、なんか外観と中身に若干ギャップを感じました。
お庭には周恩来の銅像が。ここで蒋介石と会談したのかしら。
中国近代史をもっと勉強しようと思った土曜日の昼下がりでした。
上海もまだまだ未発掘がたくさんありそうです。