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ねぎ子のブログ

congzi's blog

12月南京旅行

遅くなったけれど、先月の南京旅行の記録をしておきませう。

上海から新幹線で2時間も経たぬうちに到着できる南京は、江蘇省の省都。その昔は中国各王朝の首都としても繁栄しました。日本では、南京大虐殺のイメージが強く、観光地としては敬遠されがちかもわかりませんが、やはり長江流域、華南地域の歴史を考えると、一度は訪れたい場所なり。

今回は、南京出身の会社の同僚がアテンドしてくれました。到着するなり、早速ランチ。

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こんな面白いお店に連れってもらいました。発見だったのは、南京の料理はとても美味しいということ。ちょっとしょっぱいらしいけど、日本人の口にもあうし、料理の仕方も豊富で大満足でした。

この中国人同僚はバドミントンのすごい選手でもあるので、彼が普段子供に教えているという体育館にもランチのあとでちょいと顔を出してみた。

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中国英才教育の現場を垣間見た気がしましたね。ネットよりはるかに背の低い子どもたちが大きくふりかぶってシャトルを追っていました。意外だったのは、みんな普通のトレーナーとか洋服で運動していた点。もっと英才教育だから服装とかもすごいかと思いきや、そうでもないのね。普通のかっこうなのにレベル高くてそのギャップがなんだか不思議でした。

 

さて、そして午後は日本軍の1937年の南京攻撃に関する資料とかを展示している例の博物館へ。正式名称は、「侵華日軍南京大虐殺偶難同胞記念館」と言います。

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敷地入口には、こんな巨大オブジェもあって、少し緊張します。個人的には、戦争はどちらかが100%一方的に悪いと言い切れないと思うし、当事者同士の主張は絶対に相容れない部分があるもんだと思うので、この記念館が日本人にとってどうとか、展示内容が真実なのか、とかについてはとやかく言う気はない。けど、少なくともこの攻撃で苦しんだ一般の人々が多数いたのは事実なのでしょう。

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中国人も日本人も、戦争で苦しんだ人たちがいたという事実と、これを繰り返してはならないという後世への戒めにするためには、こうゆう記念館は意味があるものだと思う。もっと覚悟していたけれど、展示そのものは、そこまで激しい内容ではなかった気がしました。平和への祈りの像があった。

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最後までまわって感じたこと。昔の話、今の時代の自分たちには関係ない、と片づけることはやっぱりできないな、ということ。今後の関係に引きずるべきものではないと思うけど、忘れてはならんでしょう、やはり。歴史っていうのは、民族、個人のDNAを象ってきたものだし、軽視できないと思うのだよね。

閉館時間の関係で滞在時間は短かったけど、あれこれ考えさせられました。

 

そして夜ごはんは美味しい火鍋を食べて、そのあとは南京の昔の雰囲気を楽しめる、「夫子廟」へ。おおもとは宋の時代に作られたみたいです。

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暗かったので、明・清時代の風格の建物、というのはあまり実感できなかったけど、とても賑やかな繁華街でした。

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ここを流れるのは秦淮河という川ですね。近くの橋の上からは遊覧船とかも見えてなかなか綺麗な景色を楽しめます。これで1日目が終了。

 

さぁ、2日目も南京のこれぞという観光名所をまわります。まずは、革命の父、孫文のお墓である中山陵へ!

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ここはとても広大な敷地なんだけど、孫文のお墓は、山の上の方にある祭堂にあります。

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じゃーん、この白い壁に青い建物です。中国と言ったら赤を連想しますが、国民党のカラーはこの青と白。まさに青天白日。しかし、国民党の象徴ともいえるべきこの建物を現中国政府が保存しているというのも少しあれなのですが、そうゆうことはおいといて、歴史的な価値のあるものとして評価されているということでしょう。何せ、今の中国があるのも、この孫文の革命行動があってこそ。孫文は党を超えて中国人に尊敬されている人物なのだろうと思う。

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のぼりきって見下ろす景色。空気は悪かったけど、すがすがしさがあります。中華民国を設立したときに、孫文もこんな景色を見たのかもね。

 

さて、中山陵からお隣の見どころへ移動。こちらは明孝陵です。明王朝を開いた朱元璋のお墓なり。朱元璋というのは、貧しい農家の出ながら、紅巾の乱でのしあがり、明王朝をたてた人物。ちょっと最終的には粛清しまくったり問題な点もあったようだが、国家を建てる人物というのはそれくらい曲者なのだろう。

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時間の都合で中までは入らなかったけど、建物正面で記念写真。

あと、要はここは、北京でもみた明十三陵のひとつです。つまりは世界遺産!いつもの世界遺産マークの前でも記念撮影。

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 あとは、このお墓の前のほうにある、石象神道という通りも歩いてみました。この神道は、北京のは時間がなくていけなかったので、ここでいけてラッキーでした!石の獣たち12対が参道を守っています。

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馬やら駱駝やら象やら獅子やら。少しぶさ可愛い石獣たちが整然と並んでいて、神様が通るにふさわしい道だなあと感じました。

 

こうして1泊2日の南京訪問が終了。行きたいメインの場所は全部おさえたし、おいしい南京料理を食べることができてとても充実した週末を過ごせました。私は中国の近現代史はめまぐるしすぎて少し苦手なのだけど、今回南京を訪れてみて、またきちんと勉強しなおしたいなあと思いました。今の中国を理解するためにはこの南京を中心に起きた歴史の理解は不可欠でしょう。