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ねぎ子のブログ

congzi's blog

世界遺産リスト㉖ 宏村 ~安徽省旅行~

黄山を下ってやってきたのは、宋代からの古民家が集まる世界遺産の村、宏村

この村は、中国にやってきてから、ガイドブックをチェックしてずっときたいと思っていた村です。今回の旅も、黄山よりもむしろこちらの宏村への期待度が高かったのであります。

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入口にはお決まりの石碑。唐代の詩人李白は、黄山に引き続き、この村についてもその風景の美しさを桃源郷として詠ったとか。今でも桃源郷として名高いそうです。

 

さて、入口から一歩足を踏み入れると、そこには期待していた通りの、少しばかりものわびしい古い村の街並みが…と言いたいところだが、実際のところは祭日だったこともあり、人人人。ヒトでうめつくされておる!!ちょっと風情が失われて残念だったけど、一番有名な風景を写真におさめました。

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これは村の中心である月沼という湖。ここ宏村は、別名「牛形古村」とも呼ばれている通り、牛の形をしているそうです。その牛の胃にあたるのが、月沼。そしてこの胃から始まり街中にはりめぐらされた水路は牛の腸だとか。

あと、中国映画、グリーンデスティニーの撮影もここで行われたそうです!昔日本で見た気がするけど忘れてしまったので、もう一度みてみようっと。

 

上の写真に写っている石の橋を渡ると、民家が密集するエリアを散策できます。お土産屋さんが多くて、これも期待していたのと違いましたが。

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ここは学校と言ってたかな。天井がこんな風に吹き抜けになっているのは、ここから雨が入り込んで地面に溜まると風水的にお金が貯まる、とかいうような意味があって縁起がいいからだそうです。それにしても、天気の悪い日はちょっと勉強しにくい環境ですよね。風水を重んじる中国人ならではの建築様式。

さらに、村の中のほそーい路を進んでいきます。壁はこんな感じ。

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器用に石を積み上げています、斜め積がおしゃれ。下に細い水路があるのも見えますね。

ところどころで、豚や鳥を干した燻製も売っています。宏村には今も300戸、1200人もの住民も普通に暮らしているから、彼らがこうゆう肉を買うのかな。

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迷路のような道を奥の方に進んでいくとまた少し開けた場所へと出ることができました。

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ここで、木彫りのキーホルダーを打っているおじさんを発見。牛の形がかわいいので、いくら?と聞いたら格安の3元。しかも名前を無料でその場で彫ってくれると。結局名前じゃなくて「宏村」、と掘ってもらい、いい買い物して満足。

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人が多くて、期待していたような昔ながらの村の光景は見られなかったけど、ここまでついにやってきたこと、そして水路のはりめぐらされたごちゃごちゃした村の中を散策したのはとても面白かったです。

 

さて、宏村からまた車にのって、屯渓という街へ戻りました。ここは、明清代に茶務都会と呼ばれ、お茶の取引が盛んだった街。今でも安徽省はお茶の産地で有名ですね。世界三大紅茶のひとつ、キーマン紅茶もここ屯渓の近くの祁门(中国語:チーメン、日本語読み:キーマン)という街でとれるんですよ。

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ランチのあとに、屯渓の中心である、老街を散策。ここは、東西1.3キロほど、明代からの古い町並みが続き、お茶屋さんや骨董品屋さん、あとは墨、硯、筆など文房具のお店がたくさん並んでいます。墨もこのへんの特産物だそうです。水墨画を始めた身としては是非じっくり鑑賞したかったものの、自由時間はお茶を値切る交渉に費やしてしまいました。

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まぁでもお茶も無事買えたし、簡単に墨や硯のウィンドーショッピングもできたので大満足。

そしてここからバスで杭州に戻るも、また渋滞でなんと新幹線の時間に間に合わず、杭州から上海までもさらにバスで延々と戻る羽目になり、上海についたのは夜11時過ぎ。2日間で20時間くらいバスに乗ってた気がします。でも、終わってみればこんなトラブルもいい思い出ですね。

 

宏村の観光地化は少し残念にも感じましたが、どこも有名になると観光商売で稼ごうという流れになるのは仕方ないのかもしれません。でもそんな観光地化の中にも昔ながらの景色や人の暮らしぶりが垣間見えると嬉しいし、大きな発見をした気持ちになれるものです。これからもこうゆう古い文化の息づく場所を訪問して、独特のエネルギー、人民のパワーのようなものを感じたい!