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ねぎ子のブログ

congzi's blog

ぶらり週末トリップ ~青島ビール祭り~

夏!暑い!ビールがうまい!

というわけでお盆まっただ中、初めて青島へ出かけました。日本でお世話になった中国語の先生が去年の秋、青島に戻ってから、ずっと遊びに行こうと思っていたのだが、どうせ行くならビール祭りのときに、と大事に温めていた旅行先なのです。

 

早朝便で青島空港へ到着。空港から先生の家に向かい、荷物を置かせてもらったら、早速一つ目の目的地、江蘇路基督教堂へ。1910年にドイツ人の礼拝堂として建てられた、プロテスタント教会。

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ヨーロッパを感じさせる綺麗な色使いです。なんだか想像より新しいな、と思ったら文革で壊されたので、1980年に立て直されたものみたい。緑色の時計台がシンボルですね、中にも入れます。

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およよよ。支えるもののない階段です。入口には定員10名と書かれていたが、人がうじゃうじゃ。。。中国人の先生曰く、「大丈夫、ドイツのだから。」と。上では時計のからくりを見られました。続いて礼拝堂にも座ってみる。

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こぢんまりしています。ステンドグラスかなぁと思ってみた窓は、シール?みたいのが貼ってありました。ははは。

 

さて、続いてもう一つ教会を訪れます。こちらは天主教堂というカトリック教会。やはりドイツ占領時の建築→文革で破壊→立て直し、という軌跡をたどっています。先ほどみた教会に比べると大きく、重厚な造り。教会の前の広場では、何組ものウェディング撮影をしていました。

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さて、ドイツの代表建築を見学した後は、海へ繰り出します。海の前は屋台がたくさん。このヒトデ、どう見ても美味しくなさそうなんだけど、至る所で売られていました。

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青島を代表するスポット、桟橋へ到着です。

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もとは、清政府が軍事物資供給の舟寄せとして作った桟橋のようだけど、その後ドイツ軍、国民党軍の使用を経て、海の方へだんだん伸ばされていったということ。今は長さ440メートル。海風にあたりながら、よい散歩道となってます。

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こちらは桟橋の突き当りの防波堤に作られた回瀾閣です。青島ビールのラベルにも使われている建物だって!今度注意してラベルを見てみないと。それにしても人が多くてまっすぐ歩けないので、確実に440メートル以上歩きました。海そのものの景色はというと…普通でした。そんなに綺麗でもないし、日本人にとって、それほど感動はない、かなぁ。

 

さて、海沿いの海鮮レストランでランチを済ませたら、午後はビール工場へ!工場へ続く道も、ビールを前面に出してアピールしています。

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青島に1903年に作られたドイツ式ビール製造工場は、ドイツとイギリスの合資会社によるもの。今は工場の場所には、創業100周年を記念して造られたビール博物館があります。

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青島ビールといえば中国を代表するビール会社として、上海と香港に上場する大企業です。ドイツ→中国と引き継がれたのかなと思っていたら、第一次大戦後は日本が経営権を持っていたそう。そうか、ヴェルサイユ条約あたりの歴史がこのビール工場にも影響していたのね。日本の大日本麦酒という会社は、ここで朝日ビールや札幌ビールも作っていたそうで、その頃の日本の広告とかも展示されていました。ちなみに大日本麦酒というのは、財閥解体時にアサヒビールとサッポロビールに分かれることに。ビールの歴史もなかなか奥が深いですね。

 

展示の博物館のほか、ビール造りの行程を紹介している場所もあります。

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工場のチケットには、2杯のビールが無料でついていました!1杯目が原浆ビールで2杯目が普通の純生ビール。原浆ビールっていうのは濾過する行程の前のビールのようです。少し苦いけど、ビールっぽくて美味しい気がした。

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最後にこんな泥酔小屋(酒漬屋っていう和訳がされてた。)というもの発見。この小屋の中は斜めになっていて、三半規管に影響するのか、すごく変な感じになる。みんな外に出てくるとバランスとれず千鳥足になるので、酒を飲まずして酔っぱらった感覚を体験できる小屋です。予想以上に気持ち悪くなったな。

お土産屋さんも充実していて、ビールのおつまみ豆や、ビールグラスを購入して楽しめました。

 

博物館をたっぷり楽しんだので、1日目はここで終了。とはならず、夜ごはんに火鍋を食べたら、ライトアップが綺麗だということで、また海の方へ繰り出しました。五・四広場という場所から海沿いを散歩します。

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この赤や緑のにぎやかな色合いは、いかにも中国、という感じですね。嫌いじゃないです。夜遅くまで動き回って1日目終了!

 

さぁ、2日目はじまり。朝ご飯を売店で買って、バスに乗る。(バスの中で饅頭食べた。)

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目的地は青島の観光名所、八大関。ここは1930年代に青島に滞在していた各国の官僚や資本家が建てた別荘が残されている地区です。今も24か国程度の建築様式が楽しめる場所。八大関という名前は、ここに中国の有名な8カ所の関所の名前の通りが8本あったからだって。

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ちょっと早く着きすぎてまだ入館できないということで、海で時間をつぶしていたら、面白い光景に遭遇。

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ウェディング写真をとるカップル。パンツ一丁で遊ぶ子供。洗い物をするおばちゃん、カップルを早くどけて写真とりたいおばちゃんとそのだんな。この狭い空間に、色んなことをしている人がいすぎ。。。面白いぜ中国。

 

気を取り直して、八大関で最も有名な、花石楼を見学。花崗岩を使ってロシア人が設計したという建築で、蒋介石も別荘として利用していたそう。

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一番で中に入ろうと思ったけど、中にはすでにすごい人人人。しかも見学マナーがよいとは言えず、もはや慣れていたはずが、ちょっとイラっとしてしまった。建物は、2階3階から海が見渡せて、とてもよい立地でした。

 

続いて見学したのは、デンマーク式の公主楼。これは本当にこんな建物だったのかなぁ?というちょっと不思議な色使いです。

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先生がお勧めするのは、建物ではなく、この壁。確かに、この前で写真撮影しているウェディングドレスの人たちがいました。青島はウェディング写真をとってる人がやたらと多かったなぁ。ドレスと西洋式建築がよく合うんだろうね。

 

八大関の見学を終え、いったん先生のおうちに帰ります。ブランチとして、先生のお母さんが手料理をふるまってくれました!外で食べるより本格的!

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豆腐とイカのスープみたいなのがおいしかったな。

 

旅の最後は、これぞ青島!ビール祭りへ!

ビール祭りは、郊外で行われているので、車で30分以上かけて移動しました。

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チケットを買っていざ中へ!前売りで買わないとダメかなぁとか色々心配したけど、その場で普通に購入できました。

で、中は思っていたよりずっと広い空間で、たくさんサーカス小屋のような建物が並び、その前には出店もたくさん。ビールにあうような串焼きのお店が多かったかな。

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ビール祭りは2週間ほど行われるけど、この日は開幕2日目勝週末だったからか、たくさんの人でにぎわっていました。ものすっごくいい天気で、じりじりと肌の焼ける音がするようです。

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ドイツビールのエリア、青島ビールのエリアなど、分かれていますが、どこも大音量で音楽がかかっていて、上手と言えないバンドの演奏やら、カラオケやら、超騒がしい!超うるさい!うるさすぎ!!!

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そんな大音量を前に寝る人。びっくりです。うるさくて何も聞こえない中、ドイツ黒ビールを試しました。もともとそんなにお酒は飲めないので、飲んだのはこれ1杯だけ。いただきます。

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美味しかったかというと、そこまで「うまい!」とは思わなかったけど、ここまできて飲んだことに意味があると思うのだ。

 

ビール祭りは、欧風なオクトーバーフェス的なのを想像していたけれど、思ったよりずっと中国的でした。そりゃそうか。滞在時間は短かったけど、ちゃんとビール飲んだし、雰囲気がわかって面白かったです。でも、もう1回こようとは、思わないかも(苦笑)。

 

こうして短い青島滞在は終了。確かにドイツ式建築が街中にたくさんあって、街並みは欧風な部分もあったけど、市内を歩いてみると、やはり中国だなぁと感じる街だったのが、来る前の想像とは違ったところでした。そんなちょっとねじれた感じがまた興味深いね。初めて中国のおうちにも泊めてもらって、すごく印象深い2日間になりました。次にくるときは、戦国時代の歴史を楽しめる郊外にも足を延ばしたいなと思います。