世界遺産リスト⑥ 洛陽龍門石窟 (10/4)
国慶節の中国から、久しぶりの更新です。騒がしかった9月はなかなか旅行に行けませんでしたが、国慶節は洛陽&少林寺を旅行してきました(^∀^)ノ
旅行会社で飛行機・ホテル・車のみ手配して、同学と一緒に個人旅行です。
1日目は北京から洛陽に飛び、世界遺産の龍門石窟を見学です。
8月に行った雲崗石窟、敦煌の莫高窟に並ぶ、中国三大石窟の一つなり。
ところで、飛行機のチケットが、なぜか初ファーストクラスでした(゜∀゜〟)
ま、レベルはプレミアムエコノミーといったところ。
洛陽空港から車に乗って、早速龍門石窟へ。
洛陽の空気は、北京の比じゃないほど汚いです。外の景色が濁ってました。
工事してるとこが多いからか。
洛陽は、中国のほぼ中央に位置します。黄河・洛河による肥沃な土壌に加え東西南北の交通の要所だったこともあって、過去多くの王朝が都をおいたので有名ですね。文化や宗教も栄えた歴史的な街です。
さて、龍門石窟に到着~!!!世界遺産記念。
龍門石窟は、北魏の孝文帝が洛陽に線とした後に、雲崗石窟を継承して作られ始めました。なんと、その後唐代末まで400年間も掘り続けられ、現存するだけで石窟の数1,352とのこと。気の遠くなる話ですね。それにしても、宗教の力はすごいですね、人々を何百年間も動かす原動力となるのです。
入口。
石窟は、川(伊河)を挟んで東西の山(龍門山&香山)の斜面に繰り広げられています。全長約1キロにも及ぶ。まずは、西側の山から見学しました。
雲崗に比べるとスケールは小さいですが、細かいです。多いです。なので一番有名な「奉先寺」まですっとばしましょう。
ここを登ります。
奉先寺という場所には、則天武后をモデルとした、高さ17mの廬舎那仏(るしゃなぶつ=サンスクリット語で智慧と光明があまねくいきわたる、の意)があります。
こちらです。穏やかなお顔で確かに女性的な感じがします。
取り囲む仏像もとてもリアルに掘られていました、腹筋とか割れてたりします。
宗教の力は偉大と書きましたが、政治と密接な関係にあるというのも確かですね。結局は則天武后が自分の権力の誇示のために作らせたんだろう、と思いました。今回はガイドさんがいなかったので、ひとつひとつの石窟の細かい意味は把握しきれてませんが。
下りもしんどいよ~。
あと一つ面白かったのを紹介すると、こちらの石窟。
「蓮花洞」といって、天井に大きな蓮の花が掘られています。後から調べたら直径3mもあるらしい。極楽浄土の境地は清らかな蓮の花、といったところでしょうか。めずらしい石窟です。
さて、西側を見終えて、川にかかる橋をわたって、東側に移動です。
東側から対岸をみると、こんな感じです。あひゃー
東側は香山といい、香山寺というお寺があります。白居易ゆかりの寺らしいが、蒋介石の別荘地でもあったそう。別荘の中も見学できました。ええとこや。
さて、東側の山には、石窟と香山寺の他、白居易のお墓である白園もあります。
白居易といえば…長恨歌かしら。あー、昔やったなぁと思いつつ、予習不足であまりわからず。でも、ばっちりお墓を見てきました。
さて、いつのまにか外は真っ暗です。やっと見終えて西側に戻ろうとすると…
なんと石窟がライトアップされているではないか!!
綺麗じゃ!
じゃーん。夜までいてよかった!スケール大きいです。山ごと全部照らしちゃってますヨ!
さて、オマケとして夜ごはんについても簡単に。
洛陽の名物料理は、スープで、「洛陽水席」といいます。この地域はとても乾燥しているので、食事の時にたくさんスープを飲んで水分補給したらしい。「洛陽水席」には全部で24種類あるらしいけど、うち3種類を注文しました。ドライバーおすすめの現地レストランにて。
これがけっこうおいしい。大根を細く切って燕の巣に見立てたものが入ったスープで、牡丹燕菜というスープです。則天武后も好きだったそうな。
翌日に続く…