世界遺産リスト㉛ 楽山大仏 ~四川省の旅~
四川省の旅最終日に向かったのは、成都から車で2時間半程の場所にある、楽山!
ここは世界最大の大仏があることで有名です。もちろん世界遺産♪
楽山は岷江、青衣江、大都江という3つの川が交わる場所なので、昔から水害が多かったよう。これを憂いたお坊さんが唐の時代に寄付を募って、岩壁に大仏建造を開始、なんと90年もの時間をかけて803年に完成しました!すごい歴史です。そしてこの石刻大仏は、現在も穏やかに川を眺めているというのだから、見なきゃ損。
大仏が巨大すぎて、川からじゃないと全貌が見えないということなので、船から見学することにしました。岩壁に登って近くから大仏を見るのも魅力的だったのだけど、残念ながらそれほどの時間もなく。
船はこんな感じです(前を走っていた船を撮影)。右側の赤茶の壁が楽山大仏の彫られている場所です。
じゃじゃーん!!!これが楽山大仏だ!!川に向かって鎮座しています。左に階段があって人が登っているのが見えるかな?人と比べるとスケールの大きさがよく分かります!高さは71m、肩幅は28mもあります。
船からはよく見えなかったけど、大仏の耳がとっても大きくて、雨が降るとここから排水するんだって。よく考えられた設計だ。
でも残念なことに、昔はあった屋根が燃えてしまったとかで、大仏はそれこそ雨ざらし。排水機能はあったとしても、やっぱり頭に藻が生えちゃっているし、少し傷みが進んでいるようです。自然体も大事だけど、世界遺産なんだから、もう少し保全を考えたらいいのになぁ、と思いました。
最後に記念撮影。船からでも十分近い距離で大仏を眺めることができて満足でした。
このあと、また成都市内へとんぼ返り、懲りずに火鍋を食べて上海への帰路につきました。
四川省には、いろんな世界遺産がある。以前観光した九寨溝、パンダ、大仏。四川の奥深さを感じた旅行でした。そしてやっぱり四川料理は美味しい!