世界遺産リストagain 万里の長城~八達嶺長城~
冬の万里の長城も、なかなか風情があってよいものです。
というわけで、今回は、もっとも有名な八達嶺長城へ行ってきました。
八達嶺は、人が多すぎとか観光地化しすぎという噂もありましたが、やはりこれぞ万里の長城!という風格で、個人的にはとてもよいなと思いました。行きかう人々をみて、ふと大地の子で陸一心が実父と再会するシーンを思い出しました。そんな偶然なドラマが起きても、全然不思議ではないくらいの厳かさをもつ万里の長城でございます。
まず駐車場からロープウェーで、女坂の北7楼まで一気にあがります。
何回のっても、この手のロープウェーはドキドキ。生きた心地がしないもんです。
なんとか無事山頂へ到着。到着した場所は標高が高く、寒い寒い。が、景色も格別です!
こちらはおりた北7楼からさらに急こう配の坂を上った北8楼。ここが一番高い場所です!空が近いぜ!
逆に、上の写真の位置から下(北7楼のほう)を見下ろすとこんな感じ↓
この急こう配、分かりますか?この日は晴天で足元も全然滑らなかったので安全でしたが、天気が悪かったら厳しいかもね。4日ほど前の雪は残ったまま。
さて、下ってきました。後ろの山のてっぺんに見える場所が、最初の写真の北8楼です。山頂から向こう側(写真の右側)にもずっと長城が続いているのが見えますが、これは閉鎖されてました。
その後、ずっと下ってきます。傾斜はまぁまぁといったレベル。基本的に下りなので楽に感じました。
最初はずっと歩いて北1楼まで下りきる予定だったのだが、北4楼付近で、スライダーを発見!これ、やってみたい。。。でも、下り先がチャーター車を待たせてる駐車場と違っちゃうし、下ってからまた登ってくることできるけど、そうするとまた入場券まで買いなおさないとならないし…とウジウジすること数分。
いったんあきらめて北4楼から3楼まで下り始めました。が、やはり思い直して運転手に電話。スライダーの下り先の駐車場へ移動してもらうことに成功しました!
というわけで、また北4楼に戻ります。
このとき、気が付きました。登りちょーキツイ…。多くの観光客が北1楼から4楼までいって引き返すらしいのだが、そのわけが分かった気がします。3から4へののぼりのきついこと、きついこと。ここまで来たら、「まぁ折り返すか」となるわけさ。
上に見えるのが北4楼の小屋。ひぃ!
そんなこんなで、なんとか戻り、スライダーに並びました。ここのスライダーは前回のと違って、ジェットコースターみたいにつながったコースターにのります。
先頭のスタッフが運転するので、自分で調整はできません。その点は、前回のほうが面白かったかなぁ。。。でも乗ってる間おちついて周りが眺められるという利点あり。
無事に滑り下りました。
万里の長城は、やはり自分で歩いてこそ、よさがわかるなと思います。なぜかというと、同じ場所にたっていても、東西南北どこを向くかで、みえてくる景色が全く違うからです。そこから5m歩いて振り返るとあら不思議、また違った風景に出会えます。あ、ここから見える長城、うねりが素敵だな、とか、ここの傾斜は近づいてみると本当にきついなぁ、とか。
冬は万全の服装でのぞむ必要があるけれど、訪れてよかったなと思いました。
さて一足早いご挨拶ですが、2012年、ねぎ子ご愛読ありがとうございました。
来年も中国の名胜古迹をめぐり、見聞を広めていきたいと思います。