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ねぎ子のブログ

congzi's blog

ぶらり週末 ~蟹を求めて80キロ~

上海と言えば、上海蟹。その上海蟹を一番美味しく食べられるのが、今の季節です。

一般的に上海蟹と呼ばれるのは、チュウゴクモクズガニというわれる淡水で生息する蟹ちゃんですが、上海では大闸蟹と言います。上海のお店で食べるとピンきりだけど、けっこう高いです。普通に1匹で1000円以上はする感じかな。そこで、この蟹ちゃんがたくさん取れることで有名な湖へ、新幹線で行くことに。蟹蟹ツアーなり!

湖は、陽澄湖といって、蘇州市にあります。上海から高速列車で20分くらいでつく駅(昆山南)から、さらに車で30分くらい走ったところ。

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天気が悪かったので湖はよく見えなかったが、少し湖からはずれた場所に、こんな風な蟹のお店がひしめき合っているエリアがあります。巴城と言われる場所です。蟹シーズン以外何しているかは謎ですが、この時期はこのエリアに続く道が渋滞するらしい。

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ひとつレストランを選んで中に入ると、奥に蟹がいるよ、ということで裏庭ならぬ裏池に案内してもらえた。ここで湖からとってきた蟹を保存しているようだ。

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バケツいっぱいの蟹が次々とするするひもで縛られていきます。こうしてひもで結ばれた蟹たちが、少し離れた上海とかの店頭に並べられているわけね。蟹はオスとメスで形も味も違います。10月はメスがおいしくて、11月はオスがおいしいらしい。我々は、オスとメスを1つずつ、両方食べることに。でも、個人的にはメスのほうの味が好きです。タマゴも美味しい。

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クモみたいにかごにはりついてます。見渡す限り蟹蟹蟹蟹蟹。ちょっと面白い話がある。昔々、ここのエリアでは蟹と人間が戦っていたらしい。人間は、はさみをチョキチョキする蟹を恐れていた。そんな中、この陽澄湖の水路工事を行うことになった人間たち。工事を始めると蟹たちの攻撃にあって、これが思うように進まなかった。そこで、蟹退治のために、自陣の周りにお堀をほって、そこに熱湯を準備。夜中に火を焚くと、蟹の大群がやってきた!が、蟹たちはまんまとお堀におっこちていったらしい。お堀の中は熱湯、蟹たちは色が赤く変わっていった。これをみた人間、美味しそうではないか、ということで甲羅をむしって、食べたとさ。これ以来、蟹を蒸して、カニみそを食べるようになったとさ。ちなみにこの退治方法を思いついた人が巴解、という名前だったもんで、蟹ちゃんたちは、巴解さんの足元の虫ってことで、蟹という漢字があてがわれたとか。本当かねぇ。

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何はともあれ、蟹はおいしく頂きました。蒸し蟹ちゃんを、酢と生姜のタレ&紹興酒と一緒に頂きます。蟹は人の体を冷やすらしく、だから生姜とか紹興酒とかと一緒に食べるのだと。なかなか合理的。我は足とか食べるの苦手なので、基本的にカニみそしか食べないけど、ここの蟹は上海市内で食べる蟹より安いうえに美味しかったぞ。来た甲斐がありました~。

 

さて、ゆったりと蟹を楽しんだ後は、蘇州の近くの山、天平山へ紅葉を見に行きます。残念ながら雨が降っていて足元が悪かったけど、山は綺麗に紅葉していました。

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あんまり時間もなかったので、山登りというか、公園みたいになっている場所をぷらぷらとお散歩しました。日本では街中でも紅葉がみられて秋を感じるけど、上海ではその感覚がなかったので、久しぶりに木々の紅葉をみて、改めて四季は美しいなぁと思った次第。

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公園の中にあった銅像と。帰ってから調べたところ、この范仲淹という方、北宋の時代の政治家だそう。名前は初めて聞いたが、苦学して政治家になったようで、なかなか立派な志をもった人だったようです。

 

ここから運転手の道間違いとかに振り回されながら、1時間弱かけて蘇州駅に向かい、また新幹線で30分くらいで上海へ。新幹線快適。

そんなわけで、上海蟹をしっかりと堪能した11月末でした。味噌美味しかったな。でも、同時に身のいっぱい詰まった日本の蟹も食べたいなぁと思いました。