世界遺産リスト⑮ 昆明石林 ~雲南省周遊その1~
中国は4月の初めに「清明節」というお休みがあります。簡単に言うと、日本のお盆のようなものですね。ご先祖様をお祀りする祭日です。
この休みを利用し、南方の雲南省の主要都市をいくつか尋ねました。しかし本当に中国大陸は大きい!!気候も、風土も、景色も、文化も、民族も、食べ物も…北京とは大きく異なります。改めてこの国の大きさと、各地に息づく人々の活力のようなものを感じた気がしました。
少々長い周遊となったので、ブログではゆるゆると都市毎に紹介していきます。
第一弾は、「昆明」!中国南部のカルスト地形の中でも最も有名な石林風景が臨めることで知られる都市です。大学の教科書でも勉強したけど、昆明は「春城」と呼ばれる、気候が年間通してとても穏やかな都市です。
お昼に昆明について、また夜の飛行機ですぐ次の都市へ移動と時間がなかったため、空港からすぐに石林に向かいました。こちらがお決まりの入口の石碑。
これは石林の一部ではないよ。石林地区はとても広くて(総面積1,100㎢)、とても全部はみて回れないので、大石林景区という有名なエリアだけ訪れました。
今回は語学研修仲間での旅行。ブログ顔出しOKという珍しい友人と、世界遺産マークの前で記念撮影。この石碑は石林の一部かなぁ。本物かは不明。にしてもさすが春城、日差しが強いのでグラサンが必要でした。
さぁ、早速風景地区の中を見て回ります。
風水的にとてもよさそうな石林を発見!にしても、そもそも石林とは何なんでしょう。カルストっていうのは、石灰岩層地帯のこと。大昔に隆起した石灰岩の海底が、時間をかけて削られて今みたいな形になったんですね。ということは太古はここは海の底。。。う~ん、自然の力って驚異的です。
このへんの少数民族の踊りも見られました。サニ族かな。
さて、ウロウロと石の林の中を縫って歩いて、階段のぼって、たどり着いたのは素敵な展望台!そびえたつ石林を見下ろすことができます。
天気もよいし、この空の青、自然の緑、石の灰色のコントラストが鮮やかです。神秘的ですね。
ん、、下の写真…よく見ると神秘的な景色にプラスして、奇怪な光景が…!!
右端、よくわからん位置に人が映っています。どうやって登ったんだろうネ。
石林が自然の浸食を受けて形成されたことがよくわかる景色もいくつも出会えました。
上の方の石が地震で折れて落ちてきたりして、岩の塊やトンネルが出来上がっています。奇々怪々ですな。そんな自然を使ってちょっと悪ふざけもしたりね。
ぐはっ
ガイドブック等でよく紹介されているのは、この場所。石林ってバッチリ主張してます。
最後に、石林風景地区の少し端っこにある獅子亭という小さな展望台へ。ここ、予想外に穴場でした!人は全然いないし、少し遠いけど、石林の絶景が一望できます。
緑の林の中に広がる石林。もともと全部本当の木だったのが、一部メデューサに石にされちゃって混在している、そんな印象です。
ガイドさんもいなかったので、自分たちで地図を見ながらくるくる景区の中を歩くだけでしたが、お天気にも恵まれてとても楽しい散策でした!カルストは中国には他にも何カ所かあるそう。全ての世界遺産を見終わったら、カルストマニアになるのも、ありかもね。
さて、昆明を早々に後にして、お次は東南アジアとの国境の街、シーサンパンナへ向かいます…(続く)