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ねぎ子のブログ

congzi's blog

世界遺産リスト㉑ 曲阜の孔廟・孔府 ~山東省旅行その2~

さて、山東省2日目。題名とちょっとかみ合ってませんが、曲阜に移動する前に、泰山のふもとでもう1地点観光しました。

★岱廟
皇帝が泰山に登る前に、まず儀式を行う場所として神様がまつられたのが、ここ岱廟。秦の始皇帝のときに既にあったというから驚きの歴史の長さ。ここでの儀式を経て、初めて皇帝は皇帝として認定されたのだね。中はとても広くて、まじめに見て回ったら1日はかかるそう。
ここ岱廟にある主殿は、曲阜の孔廟、北京の紫禁城と並んで中国三大宮殿として取り上げられるくらい、荘厳な建築物です。今回の旅行で三大宮殿コンプリートなり!

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なかを進んでいくと、立派な亀さんが重たそうな石を背負っています。これ、実は亀じゃなくて龍の9頭の子供のうちの一頭というのは、皆知っているかしら。名前はヒイキといいます。今後もごひいきに~の贔屓ね。重いものを背負うのが好きだから、こうして石碑を背負っているのです。

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こうゆう贔屓がたくさんあるのだけど、石碑には、いついつに建物のここを修復した、とか、そうゆう内容が記録されています。わざわざ石に刻まなくても、と思うけど、やはりこうして何でも残すことで、何千年もあとの我々が当時の様子を知ることができるんだもんねぇ、ありがたや。
じゃ~ん、こちらが例の三大宮殿のひとつ、天貺殿(てんきょうでん)。

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ここは、北宋の時代、泰山の神様のおつげに基づいて、北方の脅威だった契丹と講和条約を結んだことを受け、神様に感謝するために建てられた宮殿だそうです。なんでも、皇帝の宮殿にしか許されない様式を用いているということで、価値の高い宮殿どす。

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岱廟の中は、緑がとても多い。たくさん木が植えられてるんだけど、落雷でまっぷたつになってるものや、こんな変な穴が開いてるものもありました。青空と緑って、都会で暮らす人間には本当にありがたいものです。
岱廟をさくっと見学した後は、近くにある市場を見学。卵は売ってたけど、トリ肉は消えていました。みんな気にしてるのね。

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さて、これで泰山とはお別れ。車で1時間半ほど走り、お隣の孔子の故郷、曲阜へと移動します。

 

★曲阜
言わずと知れた、孔子で有名な観光地です。ここには、三孔という、孔子を祀る孔廟、孔子の邸宅孔府、孔子のお墓孔林があり、世界遺産にも登録されています。
因みに、街の住人の5人に1人は孔さんという苗字。

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曲阜もまた城壁にかこまれた街ですな。でも、かなりこじんまり。

 

・孔廟
中国内には孔子を祀る孔廟が各地にあるけれど、本家本元はこちら。
敷地16,000平方m、広すぎてよくわかりませんが、北京の故宮に次ぐ規模の建造群です。入口にもいくつも門構えが。

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敷地内にはいくつも建物があって、全部で460もあるとか。本当に宮殿みたいですね。
中心にあるのが、大成殿と呼ばれる、中国三大宮殿に数えられる建築物。

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皇帝の宮殿にしか使えない貴重色、黄色(オレンジ色)の瓦が目に鮮やかです。それに、一番特徴的なのが柱、龍がほってあります。これは、ここでしか見られない柱。

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この龍の頭に触るとご利益があるということで、なでなで。(届かなかったから、写真の遠近法を借りてなでなで。)

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緑とオレンジのコントラストが美しいですね。故宮より小さいけど、色では強烈な印象を受けます。

そして、大成殿の手前にあるのが、杏壇と呼ばれる建物。杏の木の下で孔子が弟子に教えを説いていたそうな。この建物もかなりお気に入り。緑の中に黄色い瓦が映えます。

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最後にちゃっかり井戸をチェック。こちらが孔廟の井戸。昔、孔子の家族が使っていた井戸だったかな。

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・ 孔府

孔廟から歩ける位置にあるのが、孔子とその子孫が暮らしていたというお宅、孔府です。孔家は皇帝から代々保護されたいたようで、かなり立派なおうちに住んでいます。門構えも黒色。高貴な身分の家にしか使えなかった色だそうです。

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ちなみに、今の代76代目の方は、ここにはもういなくて、台湾に住んでいます。孔子というと、儒教を説いたってことで、ちょっとこうゆう豪邸とかとは関係ないような気がしてたけど、子孫は大地主としてかなり豊かな生活をしていたのだねぇ。
御宅内は、伝統的な中国建築。こんな細い道を通り抜けて、奥に進んでいくと私的な住まいのエリアにたどり着きます。
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それにしても、さすがに道狭すぎないか?!と思ってしまう。

一番奥にあらわれたのが、孔さんのお住まい。いくつも部屋があって、当時は第一夫人から第四夫人くらいまで住んでたのかな?

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さすがに孔廟に比べると質素だけど、こんな場所が家だったとなると、かなり豪邸。孔子もお金持ちだったのか~、と分かって、今までの出来上がったイメージと違ってたのが、また面白く感じました。

 

山東省は、自然も歴史も見どころがあってなかなかよい場所でした。次回は是非チンタオで素敵な海辺の景色とビールを楽しみたいですな!